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赤塚祐二
『見知らぬ空き地』
2024年10月12日(土) - 11月3日(日)
現代アーティストで武蔵野美術大学油絵学科教授 赤塚祐二の個展を開催いたします。
2017年の拙廊での個展『ケージとカナリア- 囀るものたち』に引き続き、2回目の展覧会となります。赤塚
― 見知らぬ空き地 ―
作品を描き進めていくと、完成を急いでいた時とは違う感覚の広がりがぽっかりと見知らぬ空き地のように画面に現れてくるときがある。江戸の人々が街道で茶屋に出会ったらとにかく休むのが習慣だったと聞いたことがあるが、僕も同じようにその広がりで一息つく。さてそこから先に行こうとするのだが、もとの道に戻ればよいのに、つい他の道を歩き出したりする。そんな時は新しいアイデアがちょっと見えてきたように思ってわくわくしている。もともとが散歩のような制作だからどこに行こうと勝手だと思っているし、決まった目的地に着こうと思っているわけでもない。しかし、この先は知らないふりで歩くことがコツで、はじめのように勢いこんでキャンバスや絵の具とぶつかり合うのではなく、一息一息呼吸をするように間合いを詰めて行く。ものになるかはその時次第。いつもなかなか思い通りに行かないが面白い。
開催概要
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赤塚祐二『見知らぬ空き地』
会期: 2024年10月12日(土) - 11月3日(日)
開廊日時:水ー日 13:00-19:00
休廊日:月曜日・火曜日
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